冷凍食品を24時間無人で販売できる「冷凍自販機」市場は、2020年代に入って急成長しています。富士電機は2022年に冷凍自販機市場に本格参入し、**「FROZEN STATION(フローズンステーション)」**ブランドを立ち上げました。
本記事では、その第2世代モデル**「FROZEN STATION Ⅱ(FFS107WFXU2)」**の仕様・進化ポイント・導入メリットを詳しく解説します。
FROZEN STATION Ⅱ とは?
富士電機の冷凍自販機事業
富士電機は飲料自販機で国内シェアNo.1を誇るメーカーですが、冷凍自販機市場への参入は2022年と比較的新しいです。しかし、飲料自販機で培った冷却技術・筐体設計・IoT管理のノウハウを冷凍自販機に注ぎ込み、後発ながらも高い技術力で存在感を示しています。
📌 チェックポイント
FROZEN STATION Ⅱ は、飲料自販機国内No.1の富士電機が冷凍食品市場に投入した第2世代モデルです。
FROZEN STATION Ⅱ 詳細スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 型番 | FFS107WFXU2 |
| メーカー | 富士電機株式会社 |
| 外形寸法 | W1161 × D886(本体782+取出口104)× H1830mm |
| 重量 | 約330kg |
| セレクション数 | 7セレクション(10押ボタン) |
| 収容数 | 標準63個 / 最大70個(高さの低い商品で最大84個) |
| 冷却温度 | -23〜-19℃ |
| 冷媒 | R404A |
| 年間消費電力 | 約2,000kWh |
| 電源 | AC100V 50/60Hz |
| 販売機構 | スパイラルラック方式 |
| LED照明 | 標準搭載(大型商品パネル) |
| 通信 | MCU(マルチ通信モジュール)標準搭載 |
| 決済 | 現金 + 交通系IC・電子マネー・QR(オプション) |
| 新紙幣対応 | 対応済み(2024年7月新紙幣) |
| 新500円硬貨 | 対応済み |
| 保証 | 5年動作保証 |
| 導入費用(目安) | 約130〜180万円 |
※ 仕様・価格は参考値です。正確な情報は富士電機の公式カタログまたは販売代理店にご確認ください。
初代FROZEN STATIONからの進化ポイント
FROZEN STATION Ⅱ は、初代モデル(FFS107WFXU1)から以下の4点が大きく進化しました。
1. 商品収容部の容積を30%拡大
最大の進化ポイントは収容部の容積30%拡大です。
| 比較項目 | 初代 | Ⅱ(第2世代) |
|---|---|---|
| 収容部容積 | 基準 | 30%拡大 |
| 対応商品サイズ(幅・奥行) | 基準 | 各20mm以上拡大 |
| 最大収容数 | 70個 | 84個(小型商品の場合) |
これにより、従来は入らなかった弁当・ケーキ・肉まんなど大きめの商品も販売可能になりました。
2. 業界標準フードパック容器に対応
飲食チェーンや食品メーカーが冷凍食品の包装に使用する業界標準のフードパック容器に対応しました。これにより、外食チェーンとの連携がスムーズになり、自社商品の冷凍自販機展開がしやすくなっています。
3. 大型商品パネルの搭載
商品写真をより大きく表示できるディスプレイパネルを採用。冷凍食品は「中身が見えない」ため、商品写真の大きさ・鮮明さが売上に直結します。
4. LED照明の強化
庫内のLED照明を強化し、商品の視認性と雰囲気を向上させています。
📌 チェックポイント
容積30%拡大により、弁当・ケーキなど大型商品の販売が可能に。「何を売るか」の選択肢が大幅に広がりました。
スパイラルラック方式とは?
FROZEN STATION Ⅱ が採用するスパイラルラック方式は、冷凍自販機で広く使われている販売機構です。
仕組み
コイルスプリング状のラックに商品を並べ、ラックが回転することで商品を1つずつ前方に押し出して排出します。コンビニやスーパーのスナック菓子売り場でも使われている、シンプルで確実な機構です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| シンプルで故障が少ない | 商品形状に制限がある |
| メンテナンスが容易 | 大きすぎる商品は不可 |
| コストが低い | 不定形商品への対応が限定的 |
電気代はいくらかかる?
| 条件 | 計算 |
|---|---|
| 年間消費電力 | 約2,000kWh |
| 電力単価(目安) | 約30円/kWh |
| 年間電気代 | 約60,000円 |
| 月額電気代 | 約5,000円 |
冷凍自販機は飲料自販機(年間500〜650kWh)と比べて消費電力が大きいです。これは-23℃〜-19℃という低温を24時間維持するためです。
5年動作保証の安心感
FROZEN STATION Ⅱ には5年間の動作保証が付帯しています。
| 比較項目 | FROZEN STATION Ⅱ | 一般的な自販機 |
|---|---|---|
| 動作保証 | 5年 | 1〜2年(メーカーによる) |
冷凍自販機は冷却コンプレッサを24時間稼働させるため、機械的な負荷が大きいカテゴリです。5年保証は業界でも長い部類であり、導入時の安心材料になります。
どんな商品が販売できる?
FROZEN STATION Ⅱ で販売されている商品の代表例です。
| カテゴリ | 商品例 |
|---|---|
| ラーメン | ご当地ラーメン・つけ麺・有名店コラボ商品 |
| 餃子 | 冷凍餃子・肉まん・シュウマイ |
| スイーツ | アイスクリーム・ケーキ・クレープ |
| 弁当・惣菜 | 冷凍弁当・グラタン・ドリア |
| 肉・魚 | ステーキ用肉・刺身用マグロ |
| ご当地名物 | もつ鍋セット・海鮮丼の具 |
📌 チェックポイント
容積30%拡大により「弁当サイズ」の商品も入るようになり、冷凍自販機のメニューの幅が大きく広がりました。
サンデン「ど冷えもん」との比較
冷凍自販機市場のライバルであるサンデン「ど冷えもん」シリーズとの比較です。
| 比較項目 | FROZEN STATION Ⅱ | ど冷えもん(スタンダード) |
|---|---|---|
| メーカー | 富士電機 | サンデン・リテールシステム |
| セレクション数 | 7セレクション | 5〜11セレクション |
| 収容数 | 最大84個 | 要確認 |
| 販売機構 | スパイラルラック | マルチストック |
| 冷却温度 | -23〜-19℃ | -18〜-25℃ |
| 電源 | AC100V | AC100V |
| 動作保証 | 5年 | 要確認 |
| 通信 | MCU標準搭載 | 対応 |
| 市場シェア | 後発 | トップシェア |
| 導入費用 | 約130〜180万円 | 約130〜150万円 |
選び方のポイント:
- 5年保証の安心感を重視 → FROZEN STATION Ⅱ
- 大きな商品(弁当等)を売りたい → FROZEN STATION Ⅱ(容積30%拡大)
- 冷凍自販機の実績・ブランド力を重視 → ど冷えもん(トップシェア)
- セレクション数を多くしたい → ど冷えもん(最大11セレクション)
おすすめの設置ロケーション
| ロケーション | おすすめの理由 |
|---|---|
| 飲食店の店頭・駐車場 | 営業時間外も「持ち帰り冷凍」で売上を獲得 |
| 道の駅・SA/PA | ご当地グルメの24時間販売 |
| マンションのエントランス | 住民向けの冷凍食品販売 |
| 工場・オフィス周辺 | 深夜勤務者向けの食事供給 |
| 観光地・温泉街 | お土産用の冷凍名物を24時間販売 |
| 農産物直売所 | 地元農家の冷凍加工品を販売 |
よくある質問(FAQ)
Q. 家庭用電源(100V)で動きますか?
はい。AC100V 50/60Hz対応のため、大型工事なしで設置可能です。
Q. 夏場に庫内温度は大丈夫ですか?
-23〜-19℃の冷却能力があり、日本の気候条件での使用を想定して設計されています。ただし、直射日光が長時間当たる場所は避けることが推奨されます。
Q. 商品の補充頻度はどのくらいですか?
販売ペースによりますが、MCU(通信モジュール)で在庫をリモート確認できるため、「空振り巡回」を防いで効率的に補充できます。
Q. 冷凍自販機は儲かりますか?
立地と商品選定に大きく左右されます。人通りの多い場所 × 魅力的な商品の組み合わせが重要です。月額電気代(約5,000円)を含む運営コストを考慮した上で収支計画を立てることをおすすめします。
まとめ:FROZEN STATION Ⅱ はこんな方におすすめ
- 弁当・ケーキなど大きめの冷凍商品を販売したい
- 5年動作保証で安心して運用したい
- 飲料自販機No.1メーカーの品質・信頼性を求めたい
- 業界標準フードパック対応で外食チェーンと連携したい
- IoT遠隔管理で効率的な補充オペレーションを実現したい
富士電機 FROZEN STATION Ⅱ は、飲料自販機で培った技術力を冷凍領域に展開した高品質モデルです。導入をご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。
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