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新商品2026.03.25| 編集部

【2026年版】券売機メーカー徹底比較|芝浦・グローリー・エルコム・BOSTECの特徴と選び方

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飲食店の人手不足が深刻化するなか、券売機(食券機)の導入は業務効率化の切り札として注目されています。しかし、芝浦自販機・エルコム・BOSTECなど複数のメーカーが存在し、機種ごとに口座数・サイズ・対応決済が異なるため、どの1台を選ぶべきか迷うオーナーは少なくありません

本記事では、2026年時点の主要券売機メーカー4社を取り上げ、代表機種の機能・価格帯・サポート体制を徹底比較します。新紙幣対応やキャッシュレス対応の状況も含め、最適な券売機の選び方を解説します。

券売機を取り巻く2026年の市場環境

2024年7月に新紙幣が発行されて以降、旧紙幣しか対応できない券売機のリプレース需要が急増しました。同時にキャッシュレス決済比率の上昇やインバウンド需要の回復を背景に、タッチパネル式・多言語対応・QRコード決済対応といった高機能モデルへの関心が高まっています。

一方、小規模な飲食店やキッチンカーでは、コストを抑えたシンプルなボタン式・卓上型モデルの需要も根強く残っており、メーカー各社は幅広いラインアップで対応しています。

📌 チェックポイント

券売機選びで最初に決めるべきは「メニュー数(口座数)」「設置スペース」「必要な決済方法」の3点です。この3つが定まれば、候補となるメーカー・機種は大幅に絞り込めます。

主要メーカー4社の特徴

1. 芝浦自販機 ── 国産専業メーカーの豊富なラインアップ

芝浦自販機株式会社は1982年創業の国産券売機専業メーカーです。スタンド型からコンパクトな卓上型、ユニバーサルデザイン対応モデルまで多品種を展開しており、飲食店・病院・官公庁・交通機関への豊富な納入実績を持ちます。

代表機種:

  • KB-272EX5(スタンドボタン式・ハイエンド):最大72口座のフリーレイアウト、ダブルロールオートチェンジ、高額紙幣(万券)対応、LAN接続によるPOS連携。本体価格1,155,000円(税込)。大型飲食店・フードコート向け
  • KC-TX30NN(タッチパネル式):27インチ大画面タッチパネル、最大9,999メニュー対応、多言語切替機能搭載、消費電力約79Wの省電力設計。写真付きメニュー表示でインバウンド対応に最適
  • KT-135NN(卓上型):35口座フリーレイアウト、W390×D270×H650mmのコンパクト設計。参考価格598,000円。定食屋・ラーメン店・小規模クリニック向け
  • KA-Σ164(ユニバーサルデザイン対応):低位置ボタン・点字・音声案内を採用。バリアフリー法に準拠した設置が求められる公共施設・病院に最適

強み:USBアップデート・LAN接続などソフトウェア面での拡張性が高い点と、新紙幣・新500円硬貨に対応済みの機種を多数ラインアップしている点が特徴です。

2. エルコム ── 省エネ×大型ポップボタンの高視認性

株式会社エルコムは食券機・番号発券機・料金精算機を専門とするメーカーです。LED採用による省電力設計と、7色4倍大ポップボタンによる視認性の高さが際立ちます。

代表機種:

  • BT-e212(スタンドボタン式・省エネハイエンド):最大100口座のフリーレイアウト、LED採用で従来比消費電力50%削減(約67W)、2ロールオートチェンジ標準搭載、7色4倍大ポップボタンで直感的に操作可能。新紙幣対応済み
  • BT-L350(大画面ボタン式):最大50口座、大画面ボタンによる高視認性設計。定食店・社員食堂向け
  • EK-100(卓上型エントリー):低コストで導入できるエントリーモデル。カフェ・キッチンカー・小規模飲食店への「初めての券売機」として最適

強み最大100口座は業界トップクラスで、大型飲食チェーンやフードコートの複雑なメニューにも対応。LED採用による省電力で年間ランニングコストを抑えられます。

3. BOSTEC ── オーダーメイドとクラウド管理

株式会社BOSTECは「オーダーメイド型自動券売機」を標榜するメーカーです。画一的な製品ラインではなく、業態・用途・設置環境に合わせて仕様をカスタマイズできることが最大の強みです。

代表機種:

  • FMC-27VA(27インチタッチパネル):フルHDタッチパネルで料理写真を大画面表示、交通系IC・QRコード・クレジットカード全対応のキャッシュレス決済、ASPサービスによるリモートメニュー更新・売上集計、多言語対応(日英中韓)
  • カスタムモデルA(中型ボタン式):標準ボタン式にオーダーメイドの柔軟性をプラス。クラウド管理はオプション
  • カスタムモデルB(小型・卓上型):クリニック受付・美容室・ホテルカウンターなど、飲食店以外への展開実績が豊富

強みASPサービスによるクラウド管理で、複数店舗のメニュー・価格をリモートで一括更新可能。完全キャッシュレス運営にも対応でき、衛生面・防犯面のメリットも大きいです。

4. グローリー ── 貨幣処理技術のパイオニア

グローリー株式会社は硬貨・紙幣処理機の分野で世界的なシェアを持つメーカーです。両替機・精算機の技術を券売機にも展開しており、貨幣の正確な識別・高速処理に定評があります。金融機関や公共交通機関での採用実績から、信頼性・耐久性に優れた機種を提供しています。

📌 チェックポイント

メーカー選びで迷ったら「メニュー数が多い → 芝浦・エルコム」「カスタマイズ重視 → BOSTEC」「貨幣処理の信頼性 → グローリー」と覚えておくと判断がスムーズです。

メーカー比較表

比較項目 芝浦自販機 エルコム BOSTEC グローリー
創業・特徴 1982年創業・券売機専業 食券機・発券機専門 オーダーメイド型 貨幣処理機の世界的メーカー
最大口座数 72口座(ボタン式)/ 9,999件(タッチ式) 100口座(BT-e212) カスタマイズ対応 用途別に対応
タッチパネル機 KC-TX30NN(27インチ) - FMC-27VA(27インチ) あり
卓上型 KT-124NN / KT-135NN EK-100 カスタムモデルB あり
新紙幣対応 対応済み 対応済み 対応済み 対応済み
キャッシュレス オプション対応 オプション対応 全方式対応(標準) 対応
多言語対応 KC-TX30NNで対応 - FMC-27VAで対応(日英中韓) 対応
UD対応 KA-Σシリーズ(点字・音声) 大型ポップボタン カスタム対応 -
クラウド管理 LAN接続対応 オプション対応 ASPサービス標準 対応
価格帯目安 約60万〜115万円 エントリーから上位まで 要見積もり 要見積もり
向いている業態 飲食店全般・病院・公共施設 大型チェーン・社員食堂 特殊業態・多店舗展開 公共交通・金融関連施設

用途別おすすめ券売機の選び方

小規模飲食店(ラーメン店・定食屋・カフェ)

メニュー数が20〜35品程度であれば、**芝浦自販機のKT-135NN(卓上型・35口座・約60万円)またはエルコムのEK-100(卓上型エントリー)**が候補になります。カウンターに置けるコンパクトさで設置工事も最小限。まずは券売機の効果を試したい事業者に向いています。

中〜大規模飲食店・フードコート

メニュー数が50品を超える場合、**エルコムのBT-e212(最大100口座)芝浦自販機のKB-272EX5(72口座・ダブルロール)**が有力です。特にBT-e212はLED省エネ設計で年間電気代を抑えられ、7色ポップボタンで視認性も高い点がメリットです。

インバウンド対応が必要な店舗

外国人客が多いエリアでは、タッチパネル式で多言語対応の機種が必須です。**芝浦自販機のKC-TX30NN(27インチ・多言語)BOSTECのFMC-27VA(27インチ・全キャッシュレス対応・日英中韓)**が適しています。写真付きメニュー表示で言葉の壁を解消し、注文ミスによるクレームを大幅に削減できます。

病院・福祉施設・公共施設

バリアフリー法への対応が求められる施設では、**芝浦自販機のKA-Σシリーズ(164 / 264 / 163NN5)**が唯一の選択肢に近い存在です。低位置ボタン・点字シール・音声案内を標準搭載し、車いす利用者や視覚障がい者にも配慮した設計になっています。

多店舗展開・クラウド管理重視

複数店舗のメニューや価格を本部から一元管理したい場合は、BOSTECのASPサービスが最も充実しています。クラウド経由でリモートからメニュー更新・売上集計が可能で、季節メニューの切り替えやキャンペーン情報の配信も遠隔で完結します。

📌 チェックポイント

券売機の導入コストだけでなく「ロール紙代」「電気代」「メンテナンス費用」などランニングコストも含めた総所有コストで比較することが重要です。エルコムのLED省エネ設計は年間電気代で差がつきます。

導入前に確認すべき5つのチェックポイント

  1. 新紙幣対応の確認:2024年7月発行の新紙幣に未対応の中古機を購入してしまうトラブルが増えています。新規導入でも中古購入でも、必ず新紙幣・新500円硬貨への対応状況を確認してください
  2. キャッシュレス決済の対応範囲:交通系IC・QRコード(PayPay等)・クレジットカードのうち、どこまで対応するかを事前に決めましょう。BOSTECのFMC-27VAは全方式に標準対応しています
  3. 設置スペースの実測:スタンド型は概ねW650×D300×H1600mm程度の設置面積が必要です。卓上型はW310〜390mm程度ですが、重量が34〜40kgあるため耐荷重も確認を
  4. メンテナンス・サポート体制:故障時の対応速度はメーカーや販売代理店によって異なります。保守契約の内容と対応エリアを事前に確認しておきましょう
  5. 補助金の活用:IT導入補助金やキャッシュレス関連補助金の対象になる機種もあります。メーカーや販売店に申請サポートの有無を問い合わせると、初期費用を大幅に抑えられる場合があります

まとめ

券売機メーカーにはそれぞれ明確な強みがあります。芝浦自販機は豊富な機種ラインアップとUD対応、エルコムは省エネと業界トップクラスの100口座、BOSTECはオーダーメイドとクラウド管理、グローリーは貨幣処理の信頼性。

自店の業態・メニュー数・設置環境・予算を明確にしたうえで、複数メーカーから見積もりを取り比較検討することが、最適な1台に出会うための近道です。新紙幣対応やキャッシュレス化の波に乗り遅れないよう、早めの情報収集をおすすめします。

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