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新商品2026.04.05| 編集部

【富士電機 FROZEN STATION 初代】冷凍自販機の先駆者。初代モデルの実力とFROZEN STATION 2との違いを解説

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【富士電機 FROZEN STATION 初代】冷凍自販機の先駆者。初代モデルの実力とFROZEN STATION 2との違いを解説

冷凍自販機市場において、サンデンの「ど冷えもん」と並ぶ存在感を示す富士電機の**「FROZEN STATION(フローズンステーション)」**。自動販売機の老舗メーカーが自社開発した冷凍食品専用機として、2021〜2022年頃から注目を集めました。

本記事では、FROZEN STATIONの初代(第1世代)モデルに焦点を当て、スペック・特徴・導入費用・電気代を丁寧に解説します。さらに、後継機であるFROZEN STATION 2との違い、そしてサンデン「ど冷えもん」とどう使い分けるかまで、導入検討者が知りたい情報を網羅します。


FROZEN STATION(初代)とは?

富士電機は、飲料自販機・食品自販機・券売機などを長年にわたり製造してきた日本の代表的な自販機メーカーです。FROZEN STATIONは、同社が「冷凍食品の無人販売ニーズ」に応えるために開発した専用機で、既存の飲料自販機開発で培った技術をそのまま冷凍庫ユニットに応用しています。

初代モデルの登場は、コロナ禍以降の無人販売ブームと重なり、食品事業者の「24時間無人販売チャネル」への需要急増に応えるものでした。

📌 チェックポイント

富士電機のFROZEN STATIONは、自販機専業メーカーが設計したモデルのため、硬貨・紙幣の搬送機構・障害検知・遠隔監視といった自販機としての完成度が高い点が特徴です。食品業界への自販機導入実績が豊富なメーカーサポートも魅力の一つです。


初代モデルの基本スペック

主要仕様一覧

項目 仕様
型番(参考) FBR-1(参考値)
セレクション数 最大9種類
外形寸法(参考) W985×D900×H1830mm
冷凍温度帯 -18℃以下
電源 AC100V・単相(家庭用)
年間消費電力(参考) 約900〜1,100kWh
決済方式 硬貨・紙幣対応(オプションでキャッシュレス)
外扉 断熱強化ガラス窓付き(商品視認性あり)

収容量と商品適合

9セレクションの各コラムに対応できる商品の目安は以下のとおりです。

  • 冷凍餃子・惣菜パック(300〜500g):各コラム5〜10個
  • 冷凍スイーツ(ケーキ・プリン類):各コラム4〜8個
  • 冷凍弁当・ミールセット(500〜800g):各コラム3〜6個

💡 商品適合について

FROZEN STATIONは商品のパッケージ形状・サイズによってコラム設定の変更が必要な場合があります。導入前に富士電機または販売代理店に商品サンプルを持参し、コラム適合チェックを受けることをお勧めします。


電気代と年間コストの目安

電気代の試算

試算条件 月間消費電力 月額電気代(目安)
24時間稼働 約75〜92kWh 約1,500〜2,760円
年間換算 約900〜1,100kWh 年間約18,000〜33,000円

※1kWhあたり20〜30円で計算。実際は設置環境・季節・扉の開閉頻度により変動します。

📌 チェックポイント

FROZEN STATION初代の年間消費電力は900〜1,100kWhと、一般的な家庭用冷蔵庫(年間約300〜400kWh)の約2〜3倍程度です。冷凍温度を常時-18℃以下に保つため消費電力はかかりますが、それでも一般的なコンビニの冷凍ショーケースと比較すると電力効率は高い水準です。

ランニングコストまとめ

費用項目 月額目安
電気代 1,500〜2,800円
保守・メンテナンス契約 3,000〜8,000円
消耗品・清掃 1,000〜2,000円

月間ランニングコスト合計:約5,500〜12,800円が目安です。


導入費用の内訳

本体価格と導入方法

FROZEN STATION初代の本体価格は約120〜160万円(参考値)です。

導入方法 初期費用 月額コスト目安
購入 120〜160万円 なし(電気代・保守のみ)
リース(5年) 10〜20万円 月々2〜4万円
レンタル 0〜5万円 月々3〜6万円

設置工事費の目安

工事項目 費用目安
搬入・設置作業 3〜6万円
電源工事(必要な場合) 3〜8万円
屋外アンカー工事 2〜5万円

初代モデルの主な特徴と強み

1. 富士電機の信頼性・サポート体制

富士電機は国内自販機市場で長年の実績を持ち、全国の保守ネットワークが整っています。障害発生時の迅速な対応や、部品供給の安定性は、長期運用において大きなメリットです。

2. ガラス窓による商品視認性

外扉に断熱強化ガラス窓を採用しており、通行者が外から商品を確認できます。「何が入っているか分からない」という不安を解消し、衝動買いを促進する効果があります。

3. 9セレクションの品揃え対応力

ど冷えもんZERO(5セレクション)より多い9種類の商品を扱えるため、メイン商品+副商品+季節商品という構成が可能です。「メインの冷凍餃子+スイーツ2種+惣菜3種」のような多彩な品揃えで客単価を高めやすくなります。

4. 家庭用100V電源対応

大型の冷凍機にもかかわらず家庭用ACコンセントで動作するため、電気工事コストを最小限に抑えられます。

📌 チェックポイント

富士電機FROZEN STATIONは「自販機メーカーが作った冷凍自販機」です。食品事業者が製造した簡易型冷凍BOXとは異なり、硬貨詰まり・紙幣読み取りエラー・商品スタックの検知といった自販機特有のトラブルへの対応力が高く、長期安定運用に向いています。


FROZEN STATION 2との世代比較

後継機のFROZEN STATION 2(詳細はFROZEN STATION 2レビュー記事をご参照ください)では、以下の改善が加えられています。

世代間の主な違い

比較項目 初代(FROZEN STATION) 2代目(FROZEN STATION 2)
セレクション数 最大9種 最大12〜15種(参考)
外形サイズ W985×D900×H1830mm 若干大型化(参考)
省エネ性能 標準 改善(消費電力削減)
キャッシュレス オプション対応 標準または上位オプション
遠隔監視機能 基本対応 機能拡張
価格帯 120〜160万円 150〜200万円(参考)

どちらを選ぶべきか?

初代モデルが向いているケース

  • コストを優先したい(中古市場や旧在庫での取得を検討)
  • セレクション9種で品揃えとして十分
  • 既に初代を運用中で追加機を検討している(運用統一のメリット)

FROZEN STATION 2が向いているケース

  • 最新の省エネ性能・機能を求める
  • セレクションをさらに増やして品揃えを強化したい
  • 今から新規導入するなら最新世代を選ぶのが保守・部品面でも安心

💡 中古市場について

初代FROZEN STATIONは中古市場に出回り始めており、50〜80万円程度で入手できるケースがあります。ただし保守部品の入手性・残耐用年数の確認が必須です。購入後のメンテナンス契約が可能かどうか、富士電機または保守会社に必ず確認してください。


富士電機 vs サンデン:どちらを選ぶか

冷凍自販機を検討する際、最も比較されるのが富士電機とサンデンです。それぞれの選択基準を整理します。

選択基準比較表

比較観点 富士電機 FROZEN STATION サンデン ど冷えもん
セレクション数 9〜15種(モデルによる) 5〜17種以上(モデルによる)
最小モデル幅 約985mm 約630mm(ZERO)
サポート体制 全国の富士電機ネットワーク サンデン全国ネットワーク
商品バリエーション対応 標準的 モデルが多く選択肢豊富
市場シェア(参考) 安定したシェア 冷凍自販機市場でトップ級
価格帯(参考) やや高め 幅広い(ZEROで低コスト参入可)

結論

  • 省スペース・低コスト重視 → サンデン ど冷えもんZERO
  • 9種類前後の品揃えで安定運用 → 富士電機 FROZEN STATION
  • 最大限の商品数・将来拡張性 → サンデン ど冷えもんWIDE / FROZEN STATION 2

⚠️ 注意点

いずれのメーカーも、無人販売での食品販売には「食品衛生法に基づく届出または許可」が必要な場合があります。冷凍食品の場合でも、商品の内容・製造方法によっては保健所への相談が必要です。導入前に必ず確認してください。


設置事例

事例1:冷凍餃子専門店の路面設置

都内の冷凍餃子専門店では、閉店後の売上機会損失を解消するためにFROZEN STATION初代を店頭に設置。冷凍餃子3種・ニラ饅頭・特製タレのセットを販売し、夜間売上が月間30〜50万円に達したケースがあります。

事例2:道の駅での地場産品販売

地方の道の駅では、地元農家の冷凍スイートコーン・冷凍枝豆・冷凍フルーツを常設販売。スタッフが常駐しない夜間・休日でも販売を継続でき、年間を通じた安定収入源となっています。

事例3:工業団地内の福利厚生活用

工場の休憩室に設置した事例では、従業員向けに冷凍弁当・冷凍デザートを提供。社食の代替として機能し、特に深夜シフトの従業員から好評を得ています。


まとめ

富士電機FROZEN STATION初代は、**「自販機メーカーの信頼性」と「冷凍食品専用機としての完成度」**を両立した製品です。9セレクション・家庭用100V対応という仕様は、中小規模の食品事業者が無人販売を始めるのに十分な実力を持っています。

後継機のFROZEN STATION 2が登場した現在でも、初代は中古市場での入手やコスト重視の選択肢として有効です。今から新規導入を検討するならFROZEN STATION 2も含めて比較しつつ、設置スペースやコスト・品揃えのニーズに合わせて最適なモデルを選んでください。

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